先日、初めてGround Zeroを訪れた。
全ての撤去作業が終了し、観光客で ある意味 賑わっていた。
周りを散歩しようと歩き出してすぐに、塀に結ばれていた絵を発見する。
この絵を見た瞬間、体に衝撃が走り 立ち尽くしてしまう。
 とても痛ましい。
そこでボーッとしていた自分に、二人のお年寄りが話かけてくれた。
どこから来たのだ?日本?と。
二人は現地に住んでいる人らしい。
簡単な単語とジェスチャーで、
この絵は犠牲者の追悼と事件を風化させないよう、
願いがこめられたもの と教えてくれた。
頭を指差し、“ memorize ”と言った言葉が印象的だった。

Ultimate Sin・・・
オカヒロ氏の表現したかった切実な思いも、ここで起きた事件の傷跡も、
自分なりに解釈し表現しようと、新たな意識が芽生えた日であった。

2003年11月1日Toshi

(前回の続き・・・)

20分ほどで帰ってきたオヤジ。帰ってきてしまったオヤジ。
眉間にシワをよせながら、キレぎみで一言。
「どういう事だ?」
「油で燃えちゃった」
「ばっ・・・・お、おまえぇ・・・・もうっ」
バカと言おうとしたのだろう。
ダッシュで家の中へ。
何も言えない様子。
さあ、殴れ。オレを殴ってくれオヤジ。
「ムギュー」
なっ!ツネリやがった。(本当につねったんだよ)

はっ!ウチのモンプチ(本名エル)がいないことに気付く。
どこだ!モンプチ!モンプチー!
捜し回ること30分。
かすかな声で「にゃあ」と聞こえた。
玄関の靴箱の下で動けずに震えている。しかも真っ黒。もとは真っ白。
全く動けない様子だ。ムリヤリ抱きかかえ、震えをおさえようとする。
ハダカでススだらけの猫を抱き、オヤジの顔色を伺うToshi。
結構笑える。モンプチのツメがちょっとイタイ。

この日から、モンプチ愛護団体会長としてワガママさせ放題。
散歩連れて行きーの 欲しがるものは与えーの
誕生日にはケンタッキーフライドチキンでお祝いしーの
ステーキからポテチまで、何でも食べる。肉食獣モンプチ。
火事のせいでかなりデブにしてしまった。
ホントにでかい。でかいぜ。
もう15歳になるが、まだまだ元気にドスドス走り回ってるぜ。
しかし、今でも火を見たとたんに飛んで逃げ出す、かわいそうなモンプチ。

この場を借りて、謝罪させて頂きます。
ごめんよ モンプチ!        (あっ ごめんよオヤジ)

2003年9月9日Toshi

(前回の続き・・・)

ダッシュで玄関のドアを開ける。真っ黒な煙が一気に外へ飛び出す。
真向かいに住んでるおねーさん 凄まじい煙にもかかわらず、挨拶をする。
「おはよーございます。」
「あっ おはようございます。いやっ すいません。火事なんすけど。」
「えぇっ!ホントだ!消防車ぁぁ」

火を消さなければと屈みながらバスルームへ。
大きめのバケツでキッチンに向かって水 水 水。
真向かいのおじさんハダカで登場。心強い。
二人して「うぉー」と叫びながら濡れタオルやら
濡れリーバイス501XXで攻撃!
キッチンまわりの火は弱まってきたか。
しかし天井の火がどうにもならない。

そこに早くも消防士登場。
「さがりなさいっ」 言葉と同時にホースから大量の水が。
すばらしい。あっという間に火は消えた。のにもかかわらず、
庭から第2班とでもあろう消防士 窓を足で割って侵入。また水を。
「火は消えてるよぅ ちょっとハリキリすぎじゃあ」(Toshi 心の声)
ハダカの二人、真っ黒。ドリフみたい。
外はヤジウマが大勢。おうち帰れや。

そして少し落ち着いてから健康診断が始まり、
始末書みたいな書類にサイン。
消防士が一言「これはボヤじゃないからね。」
「はい。すみません。」
世帯主に連絡をとオヤジの携帯に電話。
なんて言いましょ。謝るしかないよね。うん。
「もしもし オレ。すぐ家に帰ってきてくれ。
とても言いにくいんすけど、軽く家燃やしちゃった。」
「えっ!どうした?なんだとっ!軽く?は?」(驚き→心配→怒り)

さあどうするオヤジ!!!

2003年8月16日Toshi

自分は、経験豊富なメンバーお二人も
体験したことがないであろうことを経験している。
それは「家を燃やした」ことだ。
--- この話はすべてノンフィクションでお送りします ---
(ネタではないので笑ってはいけません)

あれは19歳の時 ある日曜日である。
朝10時起床。とてもよい天気だ。家には誰もいない。
お腹がすいたと冷蔵庫を開ける。
プリプリのエビがあるじゃん。鳥肉もだ。
「よし!揚げちゃおう!」(Toshi 実は料理も大好き)
小麦粉もあるしさ、卵といたりしてさ 準備OK
日清サラダ油を注いで弱火にかけ、温まるのにちょっと時間かかるな、と
シャツを取りに2階へ上がる。(今まで上半身ハダカ)

自分の部屋では・・・そう そうだよ。忘れもしないよ。
MR.BIGのダディブラが流れてたんだよ。
そんときはポールのギターソロをコピーしてる最中だったんだ。
もーすぐソロのとこだったから、ついギターを手に取り
マーシャルをONにしてしまって爆音でギター弾いてた。ベーシストなのに。
それから4、5曲はノリノリで、次の曲のイントロで、
ブツッとギターの音もCDも止まってしまった。

停電かよ。東京電力コノヤロー!
と、後ろを振り返ると ドアの上から真っ黒いススのようなものが
シューシュー入ってきてて よく見ると自分の左肩も黒くなってて
ん?なんだこれ? ドアを開けてみると
ボンッ!という音と同時に真っ黒な煙りが一瞬で部屋を暗闇にする。
ヤバイ!火事だーっ!(ここで油のことを思い出す)
ホントにまっ暗闇で 下からはバチバチ音がしてるし
とりあえず一階に行こうとしたら、階段も見えなくて転げ落ちる始末。
台所を覗くと もう一生見ることができないであろう光景。
冷蔵庫と天井が燃えてるよ!!!
床から30センチぐらいから上は煙りで何もみえないし
咳止まらないし 目は痛いし
さあどうするToshi!?  次週へ続く!!

2003年8月7日Toshi

いやぁ とうとうコラムのページまで頂いてしまいました。
かなり前からお二人からの催促があった訳ですが、
なにせ文章が苦手なもので・・・
なんて言ってられないくらいバンドが勢いあるので、
三年目に突入するのをキッカケに(まだ一年目だけど)
自分の生い立ちをここで紹介!(なんで生い立ちやん)

ウチの母親はドライブが好きで、いろいろな所にくっついて行ってた。
車の中ではクラシック、ジャズなどがよく流れていたが
小学生のToshi君には つまらんわけである。
そこで気を使った母親が邦楽も流すようになり、
その中の一つにチャゲアスがあって、ビビッときたToshi君がいた。
テレビか何かで得た知識で母親にシッタカをする。
「これ、チャゲアンダースカでしょ?」
「は?」
「チャゲアンダースカでしょ?」
「あんた ばかねぇ。チャゲとアスカっていう人達がいて、
一緒にやってるから チャゲ&アスカなのよ」(母親爆笑)
なにっ!そ、そうだったのかぁ!くそう、恥ずかしい!
チャゲっていう人はガイコクの人か?ちきしょーっ!
(この時Toshi君小学四年生)
かなりの衝撃を受けてしまった。
その衝撃が未だに消えずに残っているのだ。

基本的にROCKばかり聴いているが、ASKAさん達は別耳なわけである。
これでプロフィールの件、理解してもらえた?

2003年6月24日Toshi

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